

高性能住宅の性能は、高断熱・高気密・計画換気・全室冷暖房・高耐久の5大要素がトータルパフォーマンスを保って初めてその性能が保証されます。
したがって5大要素のいずれかが欠けると、逆に不都合なことが起こりかねません。断熱材を厚くしても気密性能が悪いと内部結露を起こして住宅は腐ってしまいます。
気密ばかりがよくても断熱が不足すると同じように外気の影響を受けて結露が発生してしまいます。
断熱・気密がよくても換気計画がしっかりしていないと住宅内の空気環境が悪くなって、不快な住宅になってしまいます。
断熱・気密・換気がしっかりしていても冷暖房計画がしっかりしていないとせっかくの省エネ空間が台無しになってしまいます。

もっとも効率が高いと予測される関東地域の大地震、阪神・淡路大震災の二の舞は絶対に避けなければなりません。
藤島建設では躯体強度を高めるために、ハイフレム工法(合理化システム認定番号: を開発し、また耐圧盤一体基礎(ベタ基礎)をいち早く標準化するなど、 皆様の大切な財産、住宅を守るために耐震性能には、絶対の自信を持っています。

住宅性能が高くなればなるほど、計画換気が重要になってきます。従来の換気扇では、壁に大きな穴を開けてしまい折角の断熱・気密性能を損なってしまいます。
冷暖房した空気を効率よく換気し、住宅内で発生する空気の汚れを速やかに排出し、室内環境をいつも快適に守るためには、計画換気が必要不可欠な条件になります。
また、計画的な空気管理は省エネルギーの要になります。

住環境が汚染されています。シックホーム(家庭病)の主な原因は、ホルムアルデヒドをはじめとし、様々な建材や家具などから発生するVOC(揮発性有機化合物)等です。
小児喘息やアトピー性皮膚炎、呼吸器疾患など、弱者を蝕む有害物質を出来る限り排除した健康住宅。
バリアフリーとは、段差がないだけでは不十分です。住宅に、どんな素材が使用されているのかにも、十分注目してください。
たとえば『ユトリロ365』は、低ホルム素材を使用しています。

藤島建設では、床材に、ホルムアルデヒド放散量がJAS基準・F1相当の低数値をクリアした合板を標準使用。ご希望によりムク材のフローリングなども採用しています。天然素材ならではの暖かみのある床材です。

壁のクロス等に使用される接着剤がホルムアルデヒドを発生させます。藤島建設ではクロスの場合、接着剤にはノンホルマリンのてんぷんのりを採用。ご希望により調湿効果のある漆喰も用意しています。

腰板にも低ホルム素材を採用。一室標準でホルムアルデヒドを放散しないヘムロックビートウッドを採用。ご希望により全室腰壁に採用も可能です。自然素材ならではの温もりを感じさせる建材です。

ユトリロ365仕様では、居室の天井に吸音テックス(ノンアスベスト、JIS規格Eo相当)を採用しております。高気密化による室内の音の気になる反響を押さえます。ご希望により、ピアノ室や力ラオケルームなどの防音施工も可能です。

家族の健康を守るために重要なのが、住宅内の熱環境です。
冬の暖房による熱環境が部屋ごとに異なる場合には、心臓病や、脳疾患などの成人病の発症原因となるヒートショックの危険ばかりか、冷たい部屋の窓や壁・堂内等に結露を発生させて住宅を腐らせます。
夏の冷房についても同じことがいえます。局所を冷やし過ぎますとやはり結露が発生し、住宅を腐らせたり家族が健康を損なう原因となります。

室内環境を快適にコントロールするために重要なのが気密性能です。
断熱材をいかに厚くしても気密性能が悪いと、隙間から空気が出入りし、せっかく冷暖房した空気が逃げてしまうばかりでなく、夏冬とも、壁内で結露が発生する原因にもなってしまいます。
断熱性能が高い住宅ほど、気密性能が高くなければかえって住宅の寿命を短くしてしまうことにもなりかねません。

住宅の耐久性能を弱め不朽菌を青てたり、カビやダニの温床を造る元凶は結露です。
この結露の発生しない住環境を造り出すこと、それが最も重要です。その為にはむやみに断熱材を厚くするだけでなく、結露チェックが重要となります。
藤島建設ではコンピュータによる結露シミュレーションを行い、適切な断熱施工を行っております。
